パトリコラについて

パトリコラクラリネット


パトリコラのオーボエ、クラリネットは最高級のグラナディラやローズウッドを使用しております。
樹齢100年以上の木を使用し、11-13年間自然に乾燥させ、製作は1年間に3工程のみ行い、
1本の完成までに15年間〜20年間の年月をかけております。
例えば、ベルの材料となる四角のグラナディラも15年程の年月をかけて、
ベルの形状に仕上 げます。
長い年月の間、材木を馴染ませながら少しづつ製作しますので、
材料となる木材が 環境に順応し割れにくくなります。

こうして、最高の技術を持った職人により、世界一と言われる、楽器が出来上がるのです。


パトリコラクラリネットについて

パトリコラ・クラリネットの魅力は、倍音を多く含んだ豊かな音色です。
この音色を実現するために様々な努力と工夫がなされたことが、この楽器を持つと感じられます。


【ローズウッド】

クラリネット本体に使われる材は、グラナディラがポピュラーですが、
ローズウッド(紫檀)は、さらに優れた音響特性を持つ材料です。
クラリネットの管体はそれ自体が響かない 内部摩擦の大きい素材が理想とされています。
しかし、内部摩擦の大きい木材は、硬く比重も重なる傾向があります。
グラナディラも典型的な水に沈む木材ですが、必要な内部摩擦を得るため、
さらに樹脂や金属などを含新させ、硬く重い材料に加工されています。
一方、ローズウッドは、天然木の状態で、充分な内部摩擦を持った素材のため、
そのままで、軽くて、鳴りの良い管体を作ることが出来ます。
また、パトリコラのローズウッドは、アマゾン川流域の湿潤な環境で育った樹木のため、
湿気に対する耐久性が高く、吹奏する管楽器にはとても良い材料となっています。
このため、パトリコラ社は他社に例を見ない、1年間の割れ保証を楽器につけています。


【管体設計】

パトリコラ・クラリネットは、かつての名器、イギリスの「ブージー」や、
「ウィーン・モデル」の流れを汲む管体設計がなされています。
モーツァルト時代から続くクラリネット音色の伝統を、
唯一、ベーム・システムに実現したのが、 パトリコラ・クラリネットといっても過言ではないでしょう。
しかし、細部は最新技術が駆使され、かつては難しかった、
「ラージボア」での正確な音程を実現しています。
また、スロートトーンなど、部分的に生じる鳴りの悪さを包括的に解決しています。
そこに、パトリコラの職人技が光っています。


【キーメカニズム】

シンプル・ベーム式が主流となった現代、
ベーム・システムが開発された当時の 「音色と機能」の両立が忘れられつつありますが、
パトリコラ社はフル・ベーム式クラリネットの製作を続けることにより

これを守ってきたと思われます。
また、キーの材質にも研究を重ね、音色に理想的な材料が使われています。
パトリコラの職人技術により、丁寧にひとつひとつのキーが手作りで、
精密、堅牢に作りあげられています。


【タンポ(パッド)】

パトリコラ・クラリネットのタンポには最先端の技術が垣間見られます。
レジスター・ホール、「Cis-Gis」ホールに使われるタンポは新素材が使われています。
これにより、トーンホールの直径に対し、今まででは考えられない小さな直径の タンポを使い、
音抜けと音程の良さを実現しています。
また、吹奏による湿気、水分に対する耐久性と密着力は
これまでのタンポの性能を遙かに凌いでいます。
このタンポに対する、パトリコラの自信は、 「メンテナンス・フリー」と言うことばに現れています。
プロ・プレーヤーによるコンサートやオペラで、これは実証されつつあります。


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